EWS通信 No.28
【EWS 通信】 Vol.28 2007/8/1
<挨拶>
「参院選の終わった7月30日、『何でも見てやろう』の小田実氏が亡くなった。同じ日ヨーロッパでは、『野いちご』
『処女の泉』で知られる映画界の巨匠イングマール・ベルイマン氏が、そして今日の報道では、やはり映画監督ミケラン
ジェロ・アントニオーニ氏が死去したという。 それぞれの人と作品が、ぼくらの世代の若き日々にオーバーラップする。
ベルイマンの重厚で厳かな映像美、アントニオーニの『情事』『欲望』などの人間のうちに潜む性など、うぶなぼくらに
刺激的だった。『赤い砂漠の』のモニカ・ビッティは特によかった。大戦後のおおきな時代の流れが途切れてしまったよ
うな、寂しさと不安とが入り混じった気分だ。さて、『何でも見てやろう』は当時の若者に共感をもたらしぼくらの目を
外に向けさせた。そしてベトナム戦争へとつながっていくのだが、何でも見てやろう!精神は旅する者にとっては終わる
ことの無い大切なもの。EWSの活動も、まずちゃんと見ることから始まるのだろう。」 (大谷映芳・記)
目次
1、ドルポ研修旅行 5、アラスカ研修 締め切り迫る
2、ドルポの少女チリン・メト 6、サハリン研修キャンプ募集開始
3、ユーコン出発 7、新会員のご紹介
4、例会のお知らせ 8、編集後記
▼‥‥‥≪1、ドルポ研修旅行終了≫‥‥‥▼
6月24日に出発したネパール・ドルポ研修旅行が終了し、参加者8名は7月23日に無事帰国しました。ドルポの自然
を堪能し人々の文化・生活にふれる、ティンギュー村の「医療センター」「パブリック・ホール」の使用状況調査や運営
について村人たちとの協議、河口慧海のチベット潜入ルート踏破など、初期の目的を果たし実り多い旅となりました。下
界は雨季でしたが悪天の合間を縫って予定通りドルポ入り、そこは青空が広がり山は緑に彩られ、高山植物の咲き乱れる
大地でした。高度に悩まされるつらい日もありましたが、特に今年は天候にも恵まれ、旅慣れた会員たちもドルポのもつ
すばらしさに新鮮な感動を覚えました。近日中に、詳細を報告いたします。 (担当・大谷)
▼‥‥‥≪2、ドルポの少女チリン・メト、カレッジ入学≫‥‥‥▼
1994年にドルポからやってきたチリン・メト(19歳)が、国のSLC試験に合格しカレッジへ進学することになりまし
た。SLCは「School Leaving Certificate Examination」のことで、この試験をパスしなければ進学できません。彼女の通
っていたMT.カイラス学校では23人の卒業生が試験を受け全員合格、チリンの成績はトップだったそうです。今後二年間
カトマンズのカレッジで教職課程の勉強をし、将来はティンギュー村のパブリック・ホールで教壇に立つことになります。 (担当・大谷)
▼‥‥‥≪3、ユーコン川下り遠征まもなく出発!≫‥‥‥▼
カナダ・ユーコン川下り遠征隊が8月19日に出発します。野田知佑隊長以下22名の大部隊、4名の障害者を含みますが特
に奈良の藤村、吉田会員は10年ぶりのユーコンにオオハリキリ。9日間のキャンプ生活をしながらの困難な旅ですが、ユ
ーコンの自然とカヌーを十分堪能してきます。なお帰りには、野田、藤村、大谷会員がカナダにおける障害者アウトドア
事情を視察してくる予定です。この遠征には、カナダ観光局、ユーコン観光局、(株)モンベルから多大な応援をいただ
いています。 (担当・小久保)
▼‥‥‥≪4、例会のお知らせ≫‥‥‥▼
ネパールのドルポ帰国報告も兼ねて8月9日(木)に行いますので、どうぞお楽しみにお待ちください。
(担当・伊藤)
▼・・・・・・≪5、アラスカオーロラ研修 締め切り迫る≫・・・・・・▼
アラスカで行われます、オーロラ研修の締め切りは8月3日です。
ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。お待ちしております。 (担当・小久保)
▼・・・・・・≪6、サハリン研修キャンプ募集開始≫・・・・・▼
9月30日(日)から10月7日(日)の8日間、ロシア・サハリン島で魚釣りを中心とした研修キャンプを行います。
スポーツではなく、生きていくために魚を釣り、焚き火を起こしてキャンプを行います。道具に恵まれたアウトドア
キャンプとは一味違ったロシア式キャンプを通じて、人間本来の姿「食う・寝る・遊ぶ」を求めます。
ご興味ある方は、ぜひお問い合わせください。
申し込み締め切り:9月3日(月)
最少催行人数:5名(4名以下の場合は実施いたしません。)
*9月3日までにロシアビザ取得のため、パスポートコピー、ビザ用写真3cm×4cm2枚の送付と共
に住所、電話番号、勤め先住所、電話番号、職業名(すべて英語で記入)、過去のロシア渡航歴をお知らせ下さい。 (担当・小久保)
*小久保は、8月18日〜9月2日《ユーコン遠征》、9月5日〜12日《アラスカ研修》不在です。
▼・・・・・・≪7、新会員のご紹介≫・・・・・▼
田部井淳子さん 「今、各国の最高峰をめざしています。この夏は、アルメニアとグルジアの山に行ってきます。」
(ご本人記)
▼・・・・・・≪8、編集後記≫・・・・・・▼
ようやく梅雨が明けた東京。暑いですね、毎日。普段ならば、サハリンの遺跡発掘作業で埃にまみれ、ものすごい
蚊・蚊・蚊と戯れているのですが、この夏は東京です。ところで“蚊柱”とはよく言ったもので、ツンドラや、林の
中で地面を掘ると、瞬く間に目の前は蚊の大群に覆われます。その様な場所での蚊対策をご存知でしょうか。ちなみ
に「刺されるがままに身を任せ・・・。」です。蚊取り線香で、10匹や20匹やっつけても意味はなく、その後ろには
1000匹、2000匹、いやそれ以上の蚊が待機しています。刺されないことに神経質になるよりも、1週間刺されて
免疫をつければ、あまり気にならなくなります。興味のある方は試しに、サハリンで10匹にまとめて刺されてみて
下さい。東京で足の小指を1匹に刺されるほうがはるかに痒く、つらいと思います。たぶん?
(小久保記)
【EWS 通信】 Vol.29
【EWS 通信】 Vol.29 2007/8/15
<挨拶>
「来る19日(日)より、カナダのユーコン川へ出かけます。ユーコンの川下りは、カヌーイストたちの大きな夢。
野田知佑隊長のもと20人近くの大部隊で、ホワイトホースから9日間かけて下る予定です。アウトドア好きの障
害者も何人か参加し、EWSも今後のかれらの活動をサポートしようと思っています。しかしここで、つらい報告を
しなければなりません。この計画の中心となって動いていた藤村真司君が10日夜突然倒れ、病院に運ばれ現在も
入院中です。意識不明の重体で、ユーコン出発を目前に控えての信じられない出来事でした。メンバーの間には大
きな動揺と失望が広がったのはいうまでもありません。藤村君は10年前、同じユーコンを障害者の仲間らと下り
大きな夢を実現させました。そして今回は新たな仲間たちと下ることを楽しみにしていたわけです。藤村君不参加
のさびしい遠征となりましたが、彼の情熱を引き継ぐ意味でもユーコン遠征を成功させたいと思います。」
(大谷映芳・記)
目次
1、ユーコンへ出発 4、EWS今後の予定
2、子供の岩登り・募集中! 5、2008年度活動計画
3、サハリン研修キャンプ募集中 6、編集後記
▼‥‥‥≪1、ユーコン川下り遠征19日に出発!≫‥‥‥▼
カナダ・ユーコン川下り遠征隊がいよいよ8月19日に関西国際空港から出発します。9日間のキャンプ生活をしなが
らの困難な旅ですが、ユーコンの自然とカヌーを十分堪能してきます。帰国は9月2日です。
(担当・小久保)
▼・・・・・・≪2、子供の岩登り・参加者募集中!≫・・・・・・▼
来月の9月15,16日に岩登りのメッカ、長野県小川山にて「子供のための岩登り教室」が行われます。植村冒険
館主催・自然塾の一環として行われるもので、EWSの運営となっています。秋のさわやかな日差しの中、岩登りを
体験しましょう。講師はEWS会員でもある世界山岳ガイドの棚橋靖さんです。 (担当・小久保、大谷)
▼・・・・・・≪3、サハリン研修キャンプ募集開始≫・・・・・▼
9月30日(日)から10月7日(日)の8日間、ロシア・サハリン島で魚釣りを中心とした研修キャンプを
行います。スポーツではなく、生きていくために魚を釣り、焚き火を起こしてキャンプを行います。道具に恵まれ
たアウトドアキャンプとは一味違ったロシア式キャンプを通じて、人間本来の姿「食う・寝る・遊ぶ」を求めます。
ご興味ある方は、ぜひお問い合わせください。
申し込み締め切り:9月3日(月)
最少催行人数:5名(4名以下の場合は実施いたしません。)
*9月3日までにロシアビザ取得のため、パスポートコピー、ビザ用写真3cm×4cm2枚の送付と共に住所、
電話番号、勤め先住所、電話番号、職業名(すべて英語で記入)、過去のロシア渡航歴をお知らせ下さい。 (担当・小久保)
* 小久保は、8月18日〜9月2日《ユーコン遠征》、9月5日〜12日《アラスカ研修》不在です。
▼‥‥‥≪4、EWS今後の予定≫‥‥‥▼
先日の8月9日に理事会が開かれ、ホームページ運営、今後の予定などが検討されました。具体的に決まっている
活動予定は下記のようになっています。
8月 ユーコン川遠征(8/19から9/4)
8月 アラスカ自然体験(8/4から8/12)
9月 ブータン研修旅行(9/21から10/1)
9月 子供の岩登り教室 (9/15,16)
10月 土樽山岳研修(きのこ狩り 10/13,14)
10月 ブータン研修旅行 (10/18から10/30 +カトマンズ)
11月 世界の名峰「ルウェンゾリ」
11月 サハリン古着援助
※ 「山歩クラブ」「土樽山岳雪中研修」
(担当・小久保、大谷)
▼・・・・・・≪5.2008年度活動予定≫・・・・・▼
来年度、2008年の活動計画をそろそろ考えたいと思っています。先日の理事会で提案されたものは以下のよう
なものですが、会員皆さんの企画、アイディアをお願いします。なお、太字は特に力を入れたいと考えています。
5月 写真展(福岡)
5月 土樽山岳研修
6月 ドルポ調査
6月 サンゴ再生体験教室(沖縄・阿嘉島)
8月 アラスカ自然体験
8月 ボルネオの森・自然体験教室
9月 ブータン研修旅行
9月 植村冒険館「自然塾」
10月 障害者のヒマラヤ・トレッキング
11月 サハリン少数民族の生活体験(古着援助)
12月 パタゴニア自然体験
援助活動 「ドルポ医療センター」「ドルポの子供たちへの奨学生支援」
「ドルポ・パブリック・ホール」「サハリンへの古着援助」
「中国四川省パソコン援助」「エコソープ普及活動」など (大谷)
▼・・・・・・≪6、編集後記≫・・・・・・▼
きょうは敗戦記念日。8月は戦争関係の番組が多くいくつか感銘を受けた番組がありました。CXの象のはな子
の話は、2代目が2人も人を殺していたことを初めて知りました。でも、今も井の頭公園で生きていることは知
っていたので、数ヶ月前に、たまたま人と「はな子」の話をしていたら、その方が、はな子を日本に贈ったタイ
の方とお知り合いで…手を取り合って盛り上がったワケです。「真珠湾への道」というNHKの番組では、近衛
忠大とい近衛文麿の曾孫が自らリポーターをしていて非常に興味深かったです。そして、NHKでやった東京裁
判とインドのパール判事の話…私は知りませんでしたので感銘を受けました。ちなみに80歳を超える私の父は
当時、慶応大学の学生でしたが終戦直前に徴兵され(志願したのかな?)爆弾を持って敵陣に突っ込む訓練をし
ていたそうです。まさに自爆テロ。彼の友人は訓練中に亡くなったと言いますから、62年たった今も決して人
事では無いのだなと…でも、実体験の無い世代が総理大臣になると「戦後レジウムからの脱却」とかって言って
ますが、どうなんだか…そうそう、いつも思うんですが「レジウム」じゃなくて「レジーム(regime)」じゃな
いのかなぁ… (か)
