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1,荒山孝郎会員の報告
6月18日午後に成田を出発した大谷さん、神尾さん、高田さん、谷さん、宮山さんと荒山の6人は予定より1時間近く遅れて現地時間20時30分少し前にイスタンブール空港に到着した。ホテルで遅い夕食をとり、就寝。翌朝19日イスタンブールから空路2時間ほどのワンという町へ行き、さらに車でドゥバヤジットというイランとの国境に近い、人口1万人ほどのアララト山登山の基地となる町のホテルへ投宿した。この町へ向かう途中、たまたまクルド族(と思われる)の結婚披露パーティーに出会い、人々が楽しそうに草原で踊る姿が見られた。町で昼食後、軍のチェックを受け、登山許可証をもらう。
6月20日(日) ベースキャンプへ入るため、朝9時に車に荷を積みホテルを出発する。車窓から見るアララト山(5136m)は近くに小アララト山(3896m)を従え富士山をふた周りほど大きくしたような外見である。小アララト山は高さといい姿といい富士山そっくりである。エレ村の少し先の2130m地点まで車で行き、その先荷物は馬に運んでもらうことになる。途中で昼食をとりさらに登って行くと、雷が次第に近づいてきて雨が降り始め、まもなく直径2センチくらいの雹に変わり猛烈な勢いでわれわれに襲いかかった。すでに標高は3000mを越えているので寒い。ガスもかかり見通しも良くない中、テントが見えたので入ってみるとフランスの登山隊であった。お茶とクッキーをご馳走になりながら雨宿りをさせてもらう。このときは知らなかったが、雨や雹 ・雪は登山中ほとんど毎日定期便のように、午後になるとやってくるのであった。雹は1時間ほどで止んだが、あたりは雪が降ったような状態で真っ白になっていた。しばらく歩き3200mのベースキャンプにたどり着いた。通常この時期、短い草に覆われた広々とした台地で、すぐ脇には残雪もあり沢が流れているのであるが、先ほど降った雹に覆われ雪景色のようであった。
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