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四川大地震から二年が経ち、被害を受けた長坪村がどのような復興を遂げつつあるのかが気にかかるところだった。2006年に初めて訪れた長坪溝と呼ばれる谷あいにある小さな村は、川に沿って家々が点在し谷の奥には四姑娘山(スークーニャン・6250m)が美しい姿を見せる自然の豊かな美しい土地だった。
全体的に見れば以前とほとんど変わりはなく、数軒の崩壊し放棄された家が散見される程度で、大地震があったとは思えないほどだった。村に通じる地震により寸断されたという道路の整備は順調に進み、悪路が舗装道路と生まれ変わった。河原から一段上がったところには新しい家並みがつくられていて驚かされた。将来は村の中心部になるのだろうか、きちん区画整理され、家も石造りの二階建てで洒落た建物が並ぶ。建築現場では多くの人が働き建設機械が忙しく動いていた。その中央広場に面した所に私たちが援助している医療センターが立てられている。
センターは3階建で正式名称は「長坪村医療站及長坪村委活動弁公室」とよばれ、村役場事務所の一部としても使われるそうだ。完成は今年8月ということで、完成後は県からの医師と看護師が常駐することになっている。建設費用はEWSのほかに、アメリカのNGO団体、成都の旅行社の援助金がメインで、政府の助成金が一部充てられたという。
視察を共にした長坪村村長の明亮氏(50歳)の話では、これまで病人やけが人が出ると、車で数時間のところにある県の病院へ行かねばならなかったが、医療センターができれば初歩段階での、あるいは救急的な治療が受けられる。また、地元に密着した医療が受けられることになり、村民に大変期待されている。また四姑娘山周辺の観光に訪れる人々は長坪村をベースとするため、観光客に対しても高山病やけがなどの治療に役立つだろう、ということだった。
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