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樹木の緑が濃さを増しても明るい林、その中でシンボル400年ブナの偉容、さまざまな林床の植物、モリアオガエルとクロサンシヨウウオの卵があった池、ブナ林がいろいろな生き物を育んでいることが実感できる。
ここと対象的なのが田苗代湿原。駒ヶ岳登山道を15分程歩くと開けた湿地に出る。春の花は終わり、残念ながら花はほとんど咲いていなかった。
世界遺産登録区域の約3/4は青森県にある。秋田県側と比べると入山制限はやや緩やかとはいえ、区域内で観光できる箇所は少ない。その一つが暗門の滝。
滝の入口から先は登録区域の緩衝地域。山女が泳ぐ暗門川に沿って谷合の道を30分程いった奥に第一の滝、さらに登ると第二、第三の滝がある。帰路は対 岸の林の中の道を歩く。 ブナ林は天然の水瓶といわれるだけあって滝や河川が実に多い。そうした川の一つが崩落でせきとめられてできた十二湖。その一つ青池はその名がしめす通り青色の湖。無色透明の水が何故青く発色するのか解明されていないそうだ。まわりの木立を湖面に映しとても美しい。 世界遺産地域の山脈はマザーツリー近くの展望所、津軽峠,二ッ森の三カ所から展望したが、二ッ森からの眺めがもっとも素晴らしい。二ッ森のピークは県境でフア部に近く、区域全体を展望できる唯一の地点、まさに今回のハイライトと言ってもよいだろう。いく筋もの深い谷を原生林が覆う風景が霧の切れ間から現われた時は、思わず感嘆の声をあげてしまった。
旅のもう一つの楽しさは食事。三日目、見学の合間に山菜をとる。ミズ、フキ、タケノコ、フキノトウは早速料理され( この日はコテージで自炊だった )、鰺ヶ沢で仕入れたお刺身とともに夜の食事を飾った。大いに食べ、飲み、そして喋り、夜遅くまで楽しんだ。
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