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私がこの旅に参加した大きな理由は、星野道夫の長年のファンだからである。星野道夫の写真を見たり本を読んだりしながら、彼はどうやってあのグリズリーやカリブーの写真をとったのか、それはどういう事なのかを何度も考えてきた。彼は、原住民や野生生物と同じ立場でものを考え、同じ目線で写真を撮った人だという人もいる。それをアラスカの自然の中で考えたいと思っていた。
9月5日(日)晴れのちくもり、フェアバンクスへ 私たち5人は、14:00発の飛行機で成田を出発し、日付変更線を通過して8時間半で、まずシアトルに着いた。アメリカ合衆国の税関は、音に聞くチェックの厳しいところ。トランクを開けるはめになった。税関の狙いは、非常食用の「乾燥梅がゆ」の袋。そこに「梅肉」という文字があった。「肉」という文字に敏感なのだ。「これはbeefでもmeatでもないプラムである」と主張して、無事に入国できた。 さらに飛行機を乗り換えて、アラスカに向かった。 雲間からのぞくアラスカの大地は、原野に川が大きくうねり、白い道路がまっすぐ走っていた。3時間半でフェアバンクスへ着いた。ここは北緯64度50分。北極圏(66度33分以北)はすぐそば。 空港に出迎えてくれた現地ガイドの西山さんと合流し、レンタカーで、さあ、出発! まず、腹ごしらえ! 「ふつうの温かい食事が食べたい」「クラムチャウダーが食べたい」の要望に応えて、牧場のレストランへ行った。
レストランの花壇には、金魚草や花魁草に似た花が咲き乱れ、巨大な赤キャベツと緑キャベツ、巨大なルバーブの株が座っていた。その大きいこと!まず、花壇に野菜が植えてあるのでびっくりし、その大きさに度肝をぬかされた。アラスカは寒い北国だから植物は大きく育たないと考えていたのだが、大間違いだった。アラスカの夏は、1日の日照時間が長いため、植物の成長が早い。だから、野菜も花も短期間で大きく育つのだ。毎年8月には、巨大カボチャのコンクールがあるという。
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