四川省大地震現地報告 No,5

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中国四姑娘山自然保護区管理局の大川健三氏より新しい報告が入りました。

四姑娘山麓の地震復旧状況報告                       2009年1月22日

 5月の四川地震で大きな被害を受けた四姑娘山麓の長坪村の朝は既に−5度位まで冷え込むようになりましたが、皆様からの暖かい電気毛布の援助のお陰で無事に冬を越せそうです。長坪村民を初め関係者一同は深く皆様に感謝致しております。
7月に江西省の援助が決まった時、地震で壊れた民家の修復を来年全額援助すると言われていましたが、話が変わって来ましたので他の状況と合わせてご報告致します。
□状況の変化
 7月に決まった江西省からの援助1〜2億元の殆どは県政府関係施設(学校や道路等)の整備に使われ、長坪村の民家修復費用は全額ではなく各戸に2万元位(家族3人迄が1.6万元、6人迄が1.9万元、6人以上が2.2万元)だけ来年支給される事になりました。
 これまで長坪村には道路補修と上水道整備に援助金が支給されました。道路補修については政府が機材と工事機械を、村民は労力を提供して11月に完了しました。上水道については政府が水道管が支給して、村民は1人当たり100元と2.5m区間の工事の労力を提供する事になり、現在工事中です。 また来年政府が長坪村に3〜4万元を援助して医療施設「長坪村衛生站」を建設する事になりました。
□長坪村衛生站の説明
 来年4月に地震避難所のテント跡に長坪村衛生站を作ります。日隆の町に県立救急病院が有りますが、遠くて車代が掛かり医療費が割高で医者の態度も悪く不評なためです。建設予算は10万元強で、既に成都の国際旅行社が4万元寄付しました。小金県政府は3〜4万元援助して、残りは村民が自己負担する事になっています。 医者として、マルカンで医療訓練を受けた村人が常駐します。高山病になった旅行者へ酸素吸入する事も出来ます。費用は県立の救急病院より少し安くするそうです。医薬品は県の衛生局から割安で入手します。当地では何事につけても状況の変化が激しいですが、江西省の援助の用途も当初目的(主に地震被害の復旧)とは違った部分が出て来ました。5月の地震直後には壊れた民家を復旧するための建築資材援助をご相談申し上げましたが、7月に江西省の援助が決まった後は暖房器具と学用品の援助に変わりました。しかし現時点で見ますと建築資材の援助でも良かった事になります。
この点について先を見通せなかったお詫びを申し上げると共に、当地特有の事情をご理解下さるようお願い申し上げる次第です。
なお成都から四姑娘山へのルートは、地震以降、丹巴と夾金山が使われていますが、臥龍を経由して巴郎山を超えるルートも遠からず使える見通しが出て来ました。

11月末に臥龍を経由して巴郎山を超え日隆へ戻って来た村人の話では、未だ工事が不十分で舗装もされていませんが何とか自動車で通れたそうです。政府は12月末までに未舗装で開通させると言っていますので、来年夏には巴郎山を越えて観光客が来れるようになる可能性が強くなりました。診療所の建設計画が大分見えて来ましたので、概略を下記にお知らせ致します。建設費(建物と診療器具の合計)は16.5万元です。成都の旅行社が4万元、EWSが3万元を提供して下さっています。  近い内にアメリカの基金が6.5万元、県政府が3万元を提供する事になっています。
  (建設費が10万元から16.5万元に膨らんだのは、診療器具を含めたためです)診療所にはマルカンの医学校で訓練を受けた医者2人が交代勤務して内科と外科の診療をします。 床面積は240?でベッド数は5つです。酸素吸入機を設置して高山病の旅行者も治療します。経営は村主体で行い、政府が医者の給料を一部補助(年間6000元)します。建設は5月に開始して今年末までに完工させます。

5月に建設工事が始まったら、毎月情況をご報告をさせて頂きたいと思っております。

なおEWSからの援助3万元はそれだけに留まらずアメリカの基金の援助6.5万元の呼び水にもなりました。重ねてお礼申し上げます。

長坪村村長からEWSの皆様への感謝の手紙→「感謝信」

  

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