このサイトはNPO法人(特定非営利活動法人)であるEARTH WORKS SOCIETY が提供しています

<中国・青島>
金子仁志(日系航空青島事務所)
<プロフィール>
1967年9月生まれ (実家:東京)
8歳までランゲル(アラスカ州)で育つ、中学・高校は茗溪学園(茨城)、大学在学中に縁があり、ニュースステーション「オーロラの生中継」等のビデオ撮影で故星野道夫さん(写真家)と半年間に渡りアラスカの撮影に同行する。
大学卒業後、日本航空に入社。4級小型船舶免許、事業用操縦士技能証明免許、陸上多発機免許、航空無線通信士運航担任者認定と資格ばかりなんとなくありますが、船酔いするので船には乗れず、航空機免許があっても飛行機を所有していないので操縦することも無く、現在青島(中国)に赴任し、運航担任者と総務の仕事をこなしながら、妻と娘2人とともに生活しております。
 
2008.8.05

「オリンピックが間も無く開幕」
五 輪開幕まで残す所僅か3日となりました。ここ青島でもセーリング競技が開催されることもあり、沿道は美しい花で彩られ、オリンピック以外の広告や看板は殆ど撤去され、様々な国の選手やその関係者が街の至るところで見かけるので、青島ではオリンピックムードが一挙に高まっています。

しかしながら、ここまでの道のりは険しく、山東省だけでも冷凍餃子事件(昨年末〜)、列車大事故(4月)、6月にはオリンピック海域で藻が大量発生し人民解放軍やボランティア延べ15万人が100万トンの藻を撤去したとのこと、7月には青島で奇病(流行性脳髄膜炎?)が発生しているとインターネットで書き込みがされていると聞き、在住の日本人間で情報交換をしましたが、どうもデマのようだと分かり一安心しました。それ以外の地域でも、今年初めの大寒波、チベット問題、四川大地震、連続バス爆破と常に世界のメディアを賑わしている中国ですが、今は兎も角、国家の威信にかけて「オリンピック成功」という大命題に取り組んでいることと思います。

ご存知の通り、中国内では報道統制されていることもあり、中国に居ても発生する様々な現象の真実を中々捉えることができませんが、日本の新聞やテレビ、インターネット等を通じて知る内容と毎日自分が接している町や人の状況を対比させて自分の考えのバランスを取るように努力しております。

【オリンピック開催に向けて身近なニュースを、少し紹介します】
・ 町が綺麗になった。
特に沿岸に面した通りなど、沿道は緑の芝と色とりどりの花が植えてあり、ゴミ箱なども等間隔に沢山配備されています。工事中だった建物の工事は全て完了させたか、景観を損なわないよう目隠し用に仮設の壁を設置しております。また、道路の街灯も全て聖火の形に変わりました。
・ タクシーの品質向上
まだ古く汚いタクシーが沢山走っているものの、新しい車体に白いシートカバーのタクシーを制服姿のドライバーが運転している姿は数年前では全く見られない光景でした。
・藻の撤去
6月の藻は、私も初めて目にするものでした。ある日から突然、我が家から見える湾一面が鮮やかな緑色に変わっているのに気づき、目の前の公園に見に行きましたがその量と異様な雰囲気に圧倒されました。先月中旬頃まで多くの船が沖合いに出て除去し、沿岸では毎日のように人民解放軍が連隊を組んで出かけ除去に当たり人海戦術でほぼ全て除去しましたが、町中が数週間に渡り藻を処分する過程で発生する独特の臭いで覆われ非常に厳しい時期が続きました。(ワカメが嫌いな友人は、耐えられないと大変嘆いていました)ただし、先日の新聞のよるとこの藻はアオノリ(食べれる)だったとして韓国に輸出されると報じられたのですが、あの強烈な臭いを放っていた藻が本当に??と個人的には疑問を持っています。
・セキュリティーの強化
空港では航空関係職員でもオフィスに液体物やライターも持ち込めないほどの安全徹底。ホテルにおいても例外では無く、食事をしに入るだけでも入念なボディーチェックと液体物検査、車両に対しても一台一台止めて専門の爆発物検査を行っている状況です。
・日本選手団の壮行会
8月1日に青島入りしたセーリング関連の日本選手団の壮行会が日本料理屋で行われ、青島で聖火リレーを走った日本人会会長(加ト吉)を始めとする日本人会役員が中心となり盛大に祝いました。当日、日本人学校の子供たちからも選手に寄せ書きを書いた日の丸が手渡され、選手は大会での活躍を約束してくれました。

 

HOMEへ戻る