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<カナダ> 内野志織(写真家)
*** 私のプロフィール ***  
1974年12月東京都東大和市生まれ.
1999年オーロラ撮影の為にカナダに渡る。以来大自然の魅力に取り憑かれ、オーロラを中心に風景や野生動物、高山植物などを撮影している。現在はイエローナイフの現地旅行会社でオーロラ撮影講座の講師をする傍ら人生で最高の写真を撮る事を目的に,自身の写真撮影に没頭する.
ウェブサイトは「http://www.lapisnight.com」です。
 
2006.2.2

 一番近いアイスロードはイエローナイフからこのデタ村まで湖の上に出現します。
 街から歩いて行ける距離に位置しているので,このアイスロードはイエローナイフの冬の観光スポットのうちの一つです。シーズンの始めはアイスロードの上に雪がかぶっていますが,冬のシーズンがどんどん進んでいきますと氷の上に雪が徐々に取れ,その下にある透明な氷が出現します.氷の厚さは約150cm。アイスロードの上に立って行き交う車の様子を見ていると,車が通るたびに氷がばりばり割れる音がします.また、非常に気温が下がった夜に湖の上に一人佇むと、氷が膨張して至る所で凍りにヒビが入る音がし,足下で大きなひび割れを聞くとちょっとドキッとしますね。
 また、イエローナイフの北にはダイアモンド鉱床があり,その採掘場までの道のりは殆どが湖の上.こちらのアイスロードは300kmの長さがあり採掘場で働く人達への物資や、工場で使う大きな機械類を運ぶ巨大なトレーラーがこの氷の道を行き交います.このアイスロードも1、2週間もすると大型のトレーラーが走り出すとの事.30分おきに毎回4台程連なった大型トレーラーが300km離れたダイアモンド採掘場まで毎日のように氷の道を使います.アイスロードの制限速度は50km以下。あまり速い速度でアイスロードの上を通過すると大きなトレーラーの場合は特に氷の下の水が振動を受け波立ち氷が割れる事もあるそうで,毎年氷が割れて車が落ちる事故も耳にします.またアイスロードへ行くまでの道のりも細くてクネクネ曲がった道なので,ダイアモンド採掘場に行く大型のトレーラーが横転すると言う事故もよく耳にします.
 もう一つ紹介するアイスロードはイエローナイフから南東に約300km離れた所にあるマッケンジー川のアイスロードです。
 イエローナイフで陸路に入るにはたった1本の道しかありませんが,その道の途中にはマッケンジー川と言う北極海に注ぐ全長4241kmのカナダでは最も長い川が流れています.この川には橋がかかっていなく,夏は船が橋渡しをし,冬はアイスロードを通りますが,ちょうど氷が凍り始める頃と,溶け始める頃はどちらの交通手段も不通となってしまいます.ですので川の氷が凍り始める12月から1月頃の約1ヶ月と,溶け始める4月中頃5月くらいまでの約1ヶ月間はイエローナイフに行く事も,出る事も出来ません.当然陸路での物資の供給も追いつかなくなり,以前はスーパーマーケットから新鮮な野菜や牛乳などが無くなったりする事もありましたが,最近は大きなスーパーマーケットも出来,川が閉まる前に大量に物資を供給するのでこのような問題は無くなりました。しかしながら、橋が架かっていない事は今も同じ.
この時期陸路でイエローナイフを旅する方は気をつけてくださいね.

 

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